能登半島地震から半年、新潟市西区からの仕事の依頼が徐々に増え始めています。弊社の方でも震災に遭われた方の物件を優先して素早い施工を行なっております。今回ご紹介するのは新潟市東区になりますが折半屋根の改修工事です。
折半屋根の特徴
- イニシャルコストが安い
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折半屋根自体は特別安くは無いのですが木工事を削減することが出来るのでトータルで安く上がると言う訳です。通常の屋根ですと母屋→垂木→野地板→防水紙→屋根となる所を母屋→屋根と大幅短縮が可能。
- 緩勾配に対応
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最近流行りの縦葺屋根と同じく折半も縦葺なので5分〜1寸勾配の施行が可能になっております。ただ1寸勾配以上となると逆に設計施工にコツが必要になってきます。この辺は専門的な話になるので省きますが、何も考えずにやろうとすると屋根が納まらなくなりますので注意が必要です。
- カバーリングが出来る
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今回の工事もカバーリングですが、カバーリングの中でも比較的簡単に施工する事が可能な屋根材です。簡単という事はそれだけコストを抑える事が出来ます。
施工前
まだガルバリウム鋼板が主流では無い頃の時代のトタンなので錆が進行して所々穴が空き雨漏りを起こしています。折半屋根は緩勾配なので水捌けが悪く傷みやすいという側面も持ち合わせいるもの特徴の一つです。
施工中
施工方法は写真の様に既設屋根、既設フレーム(屋根と下地を繋いでいる部材)の上にカバーリング用のフレームをビスで留め付けていきます。工事期間中限定ですがビス穴から漏水して雨漏りを起こす可能性が高いのでシールをしていきます。屋根を張れば当然雨漏りはしませんが工事期間中に雨が降った場合の対策てして弊社ではこの様な対策を行なっております。
施工後
今回のカバーリングは雨漏りさえしなければ良いとのご要望でしたので軒先カットを行わずコスト調整しました。使用した材料はガルバリウム鋼板の0.6mm。ガルバ屋根はローメンテンナンスなので、向こう30年は安心していられると思います。
K様、この度はありがとうございました。
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