【屋根補修】早期発見と迅速な対処が重要

屋根は家や建物の最も重要な部分であり、その補修は重要なメンテナンス作業です。年月を経るごとに、屋根は風雨や日光の影響を受け、劣化や損傷が生じることがあります。本記事では屋根補修の一例として簡単に解説します。皆さんのお宅でもこまめに目視でチェックし悪い所を発見したらお近くの板金店に相談してみましょう。早めの処置が費用を抑える鍵になります。

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現地調査で現状確認

築30年以上経過しているプレハブ倉庫。こちらの倉庫は300㎡程度ある大きな屋根で簡易的な波板でさえカバーリングで150万円程費用がかかります。今後何十年も使うかどうか分からないということだったのでお客さんと協議を重ね軒先を詰めて補強したらどうかという話になりました。

中の構造をチェック。昔という事もあって胴縁で枠を組んでそこに薄鉄板をグルっと被せただけの簡単な作り。胴縁ピッチは恐らく455mmでその間は空洞のようでした。今の感覚ではありえない施工方法です。

小田

細部まで現状を確認しないとしっかりとした見積もりが出せません。

このまま1年放置したら台風や積雪で屋根全体が駄目になって大工事になったと思います。その時の費用は200万円以上は掛かるでしょう。お客さんが早期発見(ギリギリではありましたが)して弊社に補修の相談を頂けたのが不幸中の幸いでした。

工事完了

軒先を切断し、鼻隠しを入れて唐草を取り付け既存屋根板を唐草に掴みこみました。こういった工事はやってみないと分からない部分が多く厄介ではありますが事前に施工計画を熟考すれば大体上手く納まることが多いです。今回はコストを抑えるため鼻隠しのガルバ板金包しませんでした。

完了後強度がどのくらい出たか心配だったのでチェックしてみました。結果、押しても引っ張っても人が乗っかても大丈夫な仕上がりになりホッとしました。施工計画と現場の応用力が合わさって上手く行った良い例です。

今回施工した場所に関しては向こう20年は心配ないかなと思います。費用もカバーリングの半分以下に抑えることが出来てお客さんにもご満足いただけたようで何よりです。

街の板金店は「ありがとう」「助かったよ」「あんたにしてもらうと安心だ」などの言葉をお客さんから直接頂ける良いお仕事です。

小田

I様、今回はありがとうございました。

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