カーポートのポリカ波板をガルバの波板へ

今回は波板の張替えです。家の方曰く近所で工事があった際に業者さんに何度か見てもらったそうですが、皆さん「まだ大丈夫じゃないですか？」と言われて相手にされなかったそうです。正直こういった飛び込みの小工事は普段から大きい仕事を主にしていると面倒でやりたく無いって言う業者も多く居ます。私も今回の依頼を頂いた時、パッとみは傷んでいなさそうでしたが家の方の話をよくヒヤリングし、何が不安材料なのか、どの程度カーポートを維持したいかなど中心に考えてコストバランスをとりながらプランニングいたしました。

既設屋根はポリカ波板のフック留め、下地ピッチは530mmと荒っぽいので雪の重みで陥没していたり、アルミ下地が変形したりしていました。重みが掛かることで屋根全体が歪んでおり上下ともに波板がアルミの溝から外れて風が吹くとバタバタしています。ポリカじゃ無くて良いから丈夫なものにして欲しいとの事だったのでポリカより丈夫なガルバリウム0.35mmの波板にし、既設アルミ下地に木下地を塗装し添わせることで強度を上げる事を提案。

通常は写真で隙間の空いている部分も波板で塞ぎ固定するのですが今回は敢えて隙間を開けて雨樋の掃除が出来るようにしました。雨もしっかり入るし詰まりがちなカーポート雨樋も掃除が出来るようになり大変喜んでもらえました。

以前はプラスチックフックだったのをステンのビスに。添わせた木材に固定しているので大変丈夫になっています。

最後にカーポート雨樋ではなく住宅用の丈夫な竪樋を設置。これで向こう20年以上は楽に保つ仕様になりました。ただ屋根を張り替えるよりもコストは掛かりましたがコストパフォーマンスは良く、今後は余計な心配もなく過ごせるかと思います。