【ガルバ外壁】弊社がガルバリウムの外壁をお勧めする4つの理由

今回の記事ではいつもと趣向を変えて多くの方にガルバ外壁の良さや特徴、メリット、デメリットを知ってもらおうと書いた記事になります。外壁の張り替えを考えている方、これから新築で外壁を選ぼうとしている方などの参考になれば幸いです。

小田

最初に今回の記事に登場する外壁の種類を説明したいと思います。

スペック的な物は調べれば分かるので詳しくは書きません。他にもタイル、塗り壁、板張りなど色々ありますが今回は最もメジャーな3つに絞ってお話ししていこうと思います。

ガルバ外壁

板金店が問屋さんにオリジナルで特注する外壁。現在の主力は0.35mmのガルバリウム鋼板。裏張りは無しで通気性に優れるが断熱効果は無し。裏張りがないので歪みが出やすい。

金属サイディング

IG工業、ケイミュー、ニチハなどのメーカー品。主力は0.27mm〜0.35mmのガルバリウム鋼板に断熱材を貼り付けた商品。窓周り等の役物が多く必要でイニシャルコストは高め。

窯業系サイディング

セメントを主原料としたシェアNo.1外壁材。豊富な種類とイニシャルコストに優れるが基材に耐水性が無く塗膜で保たせる材料。痛み始めが分かりづらく塗り時を逃しがち。

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目次

①【ハイコスパ】職人技で価格を抑えて高い価値を生み出す

一般の方には分からないと思いますがガルバ外壁の施工には板金店ならではの古い技術や道具が必要になってきます。外壁材として一番よく使われる窯業サイディングはサイディングを切る丸鋸、集塵機、インパクトドライバー、シーリングガンと細々とした工具があれば施工可能です。製品も定尺物(455mmx3030mmなど)で寸法がピッタリなのでジョイント位置と張り始めの水平が出せれば施工はそれほど難しくはありません。

ガルバ外壁では丸鋸も使いますが様々な形状のハサミやツカミを駆使してその場に合わせた形状にしていきます。また窯業サイディングと違い外壁自体に成型機の誤差やクセなどがありますので張り始めの水平垂直だけでは真っ直ぐ張る事は出来ません。板の働き幅を確認し1枚1枚壁に墨を出したり、数枚に一度垂直を確認してミリ単位でズレた分を微調整で戻しながら張るなど様々な経験を必要とする工程があります。これもガルバ外壁の種類で全てやり方が異なるので尚更難易度は高いのです。

ガルバ外壁を扱うには第一にある程度広い工場と切断機や折曲げ機がないと役物と言われる窓周りや土台周りの部材を作ることが出来ません。サイディングと違い”メーカーが役物を用意している”という概念がそもそも無いので全て自分で納まりを検討し形状を考え作らなければなりません。「既製品なんで」という逃げがきかないのでプレッシャーはありますが、その場所に最も適した形状に出来るというのは逆にメリットにもなります。既製品はあくまでも汎用品ですのでベストと言えないことは多いです。

弊社は地元の老舗板金店として活動していますので職人一同ハサミやツカミを使う板金屋ならではの仕事が得意ですので仕上がりには自信があります。サイディングとは違って仕上がりの差が出やすいガルバ外壁は下請けには出さず全て自社施工で行なっています。元請が仕事を下請けに出せば当然エンドユーザーであるお客様の経済的負担は大きくなります。元請→外装屋→板金店などという形になった場合、4割り増しくらいの価格になってしまいます。弊社はここに着目しました。お客様と直接ウェブサイトを通して知ってもらいお客様が直接施工店に依頼する事で適正価格で提供する事が出来るようになります。さらに弊社では多くのガルバ外壁の施工実績がありますので扱いに慣れていて単価も安く抑える事ができています。

②【ローメンテンナンス】改修時も慌てる必要が無い

最初に言っておきますが外装材に関して”メンテナンスフリー”は幻想です。外で使う物は遅かれ早かれメンテナンスは必要になって来ます。ガルバ外壁の耐用年数は20〜30年程度と言われ、個人的な見解としてはガルバ外壁は塗装メンテナンスせずに30年程度経ったら張り替えるのがベストと考えています。ガルバ外壁は軒下など雨が当たりにくい部分が埃と湿気で先に痛んできますのいで定期的にそういった部分に散水してホコリや汚れを洗い落してメンテナンスしていけばそこまで見苦しい状態にはならないはず。下手に塗装をすると艶でピカピカになってカッコ悪くなってしまう可能性もあります。

ガルバ外壁は窯業系サイディングのように表面塗装だけで保っていて中の基材は水に弱く剥離が始まったらすでに塗装も出来ないくらい手遅れと言う感じにはなりません。写真はガルバ角波艶消しグリーンで20年近く経っていて褪色こそしていますが機能的には全く問題ない状態です。

小田

ガルバ外壁であれば20年経った頃から外壁のメンテナンス貯蓄を始めても良いかもしれません。

あまり知られていませんが中間水切からの漏水は意外にも多いのです。施工時は良いのですが経年劣化して行くと建物の動きや、サイディングの下がりで中間の水切が写真の様に捲れてくる事がよくあります。こうなると水切りの勾配が逆になり奥側に水がたまり、中間水切りの足し目から外壁の裏に水が回り雨漏りが発生するケースは結構あります。

ガルバ外壁は2階建で縦張りの場合、弊社では1枚物で張りますので中間水切り自体が必要なくなります。これは長い目で見た場合、建物の耐久面で非常に大きなメリットとなります。各所納まりの良し悪しで耐久面が大きく変わってくる事は我々の様な実務者でなければ分からない事と思いますが非常に大事。

小田

外壁の痛みは開口部やジョイント部分、切り口部分から始まる事が殆どです。

長い材料を置く場所が無い場合は1枚物で張れない事もあります。

試しに私の家をベースにメンテナンス費用を算出してみました。総二階建て延床面積30坪弱、凸凹は殆ど無し、ベランダも無し。これ以上安くなる住宅は無いと思います。この他に塗装工事が必要に応じて発生します。ガルバ外壁は撤去費用、ゴミ処理費用が抑えられるので張替え向きの外壁と言えます。また、タイル外壁の耐用年数は40年と長いですが撤去処分費用が高くなりますので丁度良い塩梅がガルバ外壁と言う所です。

窯業系サイディングの表面剥離
小田

窯業系サイディングは目視で剥離などを発見してからでは遅いです。

ポジショントークにはなるんですが写真のような状態で塗装しても数年で禿げて来てしまうので、こうなったら塗装は諦めて張替えかカバーリングを検討してください。直ぐに雨漏りするわけでは無いので焦らずじっくり考えましょう。

柄物のサイディングと違って廃盤になる事がほぼ無いというのもガルバ外壁の特徴です。リフォームやリノベーションの際に同じものが用意出来るのは助かる場面は多いはずです。サイディングは数年で廃盤になる事はざらに有ります。

③【耐震性能】建物の負担が軽くひび割れ等もない

ガルバ外壁は窯業系サイディングに比べて1/4〜1/5程度の重さしかなく圧倒的に軽い為、建物外部に掛かる重さによる揺れを軽減する効果が高いです。屋根も瓦からガルバにする事で耐震性能はさらに上がります。許容応力度計算による耐震等級3の取得もガルバ外壁、ガルバ屋根にする事で耐力壁が瓦屋根より少なくて済むなど制約面で有利に働きます。誤解のない様に言っておきますが瓦やサイディングでも耐震等級3は取得可能です。

小田

ガルバは軽いので構造計算、プランニングが楽という事です。

窯業系サイディングの角割れ

ガルバ外壁はねじれや引っ張りにも強く多少の揺れでも割れたり壊れたりしないのも特徴です。窯業系サイディングや塗り壁系はサッシの角などがヒビが入りやすいです。

④【優れた意匠性】普遍的でシンプル・モダン・スタイリッシュな仕上がり

これは完全に好みの問題なんですが時の流れに耐えられる普遍性、シンプルさがガルバ外壁にはあると思っています。昨今新築でも採用される事が比較的多くなって来たのは嬉しいですね。特に縦張りの際に中間水切が入らないのがスッキリして良いです。柄は波板、角波、角スパン、横葺、立平など数える程しかありません。

色もそれほどある訳ではありませんが、必要な色は大体あると思います。弊社では写真のメーカーの平板を主に使っています。このメーカーは名前は変わってしまいましたが昔からのメーカーで品質には定評があります。現在鋼板メーカーは合併や吸収などを繰り返し同じメーカーなのに同じ様な違う名前の色があるという意味がわからない状態になっています。

小田

耐摩カラーも品質は良いけどちょっと高い。

ガルバ外壁にはデメリットもあります

①イニシャルコスト高

コスト高は窯業サイディングと比べた場合で、弊社では金属サイディングよりガルバ外壁の方が大きく安く出来ることが多いです。

②施工者により仕上がりに差がある

ガルバ外壁は板金店が施工しても仕上がりのクオリティはピンからキリまであります。「え?これで良いの?」と思う現場も多く見てきました。メーカー専用部材が無く施工者の考え方次第。

③ヘコミやすい、傷つきやすい

0.35mmの鋼板ですので先の尖った物で突っつけば凹むし、引っ掻けば傷も付きます。サイディングでも同じですがガルバ外壁はフラットで単色なので傷や凹みが目立ちます。補修すると返って目立つ場合も多いので少しくらいの傷なら放置の方がいい場合も多いです。補修屋で直す事もできますが経年で補修痕が分かる様になるので注意が必要です。材料の種類、場所によっては張替えは可能。

④色、柄の種類が少ない

柄は数種類、色は10色程度しかないのでサイディングに比べて圧倒的に少ないです。選ぶのが楽で後悔も少ないと思うのならば逆にメリットとも言えるかもしれません。

⑤保証が無いに等しい

保証は平板の状態で話ですので曲げたり切ったりした部分は補償の対象になりません。曲げた部分が弱くなるのは当たり前の事で白サビが出てくるのも曲げた部分から出る事が多いです。サイディングはメーカーの補償がありますがこちらも厳しい条件があり似た様な物ですので、あまり気にしすぎなくても良いと思います。

まとめ

今回はいつもの現場レポートではなく弊社が得意とするガルバ外壁の情報をお伝えしてみました。

小田

弊社のガルバ外壁に対する熱量は伝わったでしょうか。

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