すが漏りってご存知ですか?

先日雨漏りするから見て下さいとご依頼が有りましたので伺ってみると、板金屋根、谷部分、日陰、軒先の凍結などの状況からすが漏りと判断し、少しそのままにして漏れ具合を確認し、その後雪を下ろしました。寒冷地ではこの「すが漏り」は時々起こります。

すが漏りとは?

気温の上下で降り積もった雪の最下層が水っぽくなり、軒先が凍っている場合、上からの水が軒先の氷でせき止められダムのような状態になり、行き場のなくなった水が通常雨が侵入しないような隙間に入り込み雨漏りが発生する現象です。水は流さないと遅かれ早かれ雨漏りを起こします。これは通常の雨仕舞でも重要な考え方で、雨仕舞とは水の流れを制するという事、屋根の形状や創意工夫で雨漏りを防ぐのが雨仕舞です、シーリング等で雨が入らないようにするのは防水ですね。

 

どうすればいい?

雪を降ろせば止まります。それ以外の方法は屋根断熱をしたり、ヒーターを入れたりと現実的ではないのでやはり雪を降ろすしか無いと思います。

 

こちら新潟は久しぶりの大雪でカーポートが潰れたり、雪止めが落ちたり色々トラブルが続出です。もう1ヶ月は油断できませんね。

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