【雨漏り修理】“諦める勇気”が大事な時もある・・・のかも知れない

突然ですが、これ、何だか分かりますか?

答えは、室内に作った屋根と雨樋です。
今回は、こうした「雨漏りを止めるための手段もある」ということをお伝えしたくて、本記事を書くことにしました。
よろしくお願いします。

写真の隅棟あたりから雨漏りしているようですが、この屋根は銅板を瓦状に成形したもので、防水性が高いとは言えず、雨漏りすると非常に厄介です。
さらに急勾配で、まず仮設足場が必要になりますし、元の施工も雑で、どこを直せばいいのか分からない状態。
仮に順番に修繕していっても費用ばかりかさみ、雨漏りがなかなか止まらないという状況が続きそうでした。

本来であれば提案しにくい方法ですが、先方から「そんなに費用はかけられないので、漏れているところに屋根を作って外に排水してほしい」と要望があったため、その方向で方法を考えることにしました。

現場調査では雨漏り箇所の特定はできませんでした。茅葺き屋根に下地を作り、その上に瓦型の銅板を葺いてあるため、なおさら難しいです。

さらにハクビシンの糞尿が天井裏に大量にあり、これが原因の可能性も否定できません。

工務店さんと協議し、天井は工務店さんが解体し、弊社が雨漏り処理を担当、その後再度天井を張ることになりました。

私から「吊り木を少なくしてほしい」とお願いしたところ、工務店さんから「吊り木なしでも可能」との返事をいただき、作業が一気にやりやすくなりました。さすが大工さんです。

天井の解体が完了し、電気の線も退避してもらいました。

まだ雨漏り箇所の特定はできていませんが、とにかく早く進めてほしいとのことなので、天井のシミからおおよその位置を想定し、広範囲をカバーできる方法を考えました。

合板を2分割し縁を付け、そこに板金で防水パンを製作。
わずかに勾配をつけ、ドレンを取り付けて竪樋で排水しました。

どこから漏れているか不明なので、予算内(1人工)でできる限りのことをしました。

防水パン以外の部分は屋根材や平板を用い、雨が漏れたら防水パンに誘導する細工をしました。
これで9割方カバーできたのではないかと思います。

まだ時間があったので残りの10%を潰していきます。隙間があった部分に軒樋を入れ、防水パンに水を誘導するように取り付けました。
これで95%ほどカバーできたと思いますので後は室内に雨漏りがないことを祈ります。

目次

まとめ

今回のような方法は、根本的な解決ではないため積極的におすすめはしませんが、とにかく高確率で雨漏りを止めたい、長く住む予定はない、予算をかけた分だけ確実な結果がほしい、という場合には検討する価値があるのかもしれません。

とはいえ、こうした応急処置的な方法を選ぶ場合も、十分に状況を把握し、リスクや将来的なメンテナンスの必要性も踏まえて検討することが大切です。雨漏りの根本解決は建物全体の耐久性にも関わる問題ですので、最終的にはしっかりと直すという選択肢を持ちながら、今回のような方法も一つの手段として知っていただければと思います。

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