雨漏りを呼ぶ複雑屋根をリセット!外壁まで一新した安心施工レポート

雨漏りは見た目以上に建物に深刻なダメージを与えることがあります。
私たち株式会社星野板金では、原因の徹底調査から修理・再発防止策まで、丁寧に対応しています。
今回は、先日ご依頼いただいた雨漏り修理の様子をレポート形式でお届けします。

目次

現地調査〜見積作成

まずは現地調査から。雨漏り箇所を家の中から確認し、屋根に登りお客さんからいろいろな情報をヒヤリング。現場を確認すると、後付けのアルミベランダの脚が屋根にダメージを与えており、腐食が進行して穴が空いてしまっている状態でした。
時期がちょうど冬だったため、まずは一時的に防水シートを設置して、少しでも状況が悪化しないよう応急処置を行いました。

小田

本谷の真ん中にアルミの脚が・・・

ご提案した工事内容

  • アルミベランダの撤去
  • サッシ(窓枠)の交換
  • 屋根の張替え(ベランダ下部分)
  • 外壁の張替え(ベランダ周辺)
  • 窓枠・霧除け(ひさし)の板金巻き処理
  • 本谷瓦部分の調整および雨仕舞いの見直し

今回のように、雨漏りの原因が目視で明確に特定できるケースでは、あえて散水調査などは行わず、すぐに修繕・改修のご提案をさせていただいています。

ネットなどで調べると、「雨漏り調査 5万円〜30万円」といった情報も多く見かけますが、当社でも調査を行うかどうかは現場の状況に応じてケースバイケースで判断しています。

特に以下のような場合は、調査を省略することがあります:

  • 原因が目視で明らかに確認できる場合
  • 建物全体が経年劣化で対応年数を大きく超えている場合
  • 修繕ではなく、全面的な改修が望ましいと判断される場合

調査には費用がかかるため、費用対効果を考えると、調査をせずに工事に着手したほうが結果的にコストを抑えられるケースもあるのです。
実際のところ、業者によっては目視で原因がわかっているにもかかわらず、形式的に調査を行って費用を請求するケースもあると聞いています。

一方で、怪しい箇所が複数ある場合や、外観上では原因が特定できないケースでは、必要に応じて散水調査などを行い、より正確な判断材料を集めたうえでご提案しています。

工事開始〜完了

まずは、外壁の下部を切断し、屋根工事を先行して進めていきます。
既存屋根の不陸(ふりく:平らでない部分)をしっかり調整した後、構造用合板と吸音材を施工し、その上から改質アスファルトルーフィングを敷き込みました。

また、瓦屋根と板金屋根の取り合い部分は、もともと雨仕舞いの良くない形状になっていたため、屋根形状を微調整。
雨水がスムーズに排水されるよう、自然な流れを意識して納めています。

いかにも雨漏りが心配な複雑な屋根形状を、無理のないシンプルな形状に作り変えました。
まっすぐ本谷を通し、雨の流れが自然に処理できるように屋根を仕上げています。これにより、見た目もすっきりと美しくなり、将来的な雨漏りのリスクも大きく軽減できました。

今回の外壁工事では、表面の外壁材をすべて撤去し、防水透湿シートの張り直しからやり直しました。
ただ外壁を「剥がして張り替える」だけでなく、構造の内側から防水層を見直すことで、雨漏りのリスクを大きく軽減できます。

この防水透湿シートの施工は、完成後には見えなくなる部分ではありますが、雨仕舞いにとっては非常に重要な工程
後から手を加えることができないため、多少費用がかかっても、お客様にはしっかりとご説明し、提案させていただくことが多いです。

今回の工事はすべて無事に完了しました。撤去した後付けのアルミ製ベランダはそのまま処分し、外観もすっきり。
また、サッシもペアガラス仕様に更新し、断熱性・防音性も向上しています。

雨漏りの心配がなくなっただけでなく、これからの暮らしがより快適になるよう、丁寧に仕上げさせていただきました。
今後も点検やメンテナンスのご相談など、お気軽にご連絡ください!

小田

K様この度はありがとうございました

まとめ

雨漏りの原因は、無理な建物の形状や増築部分との取り合い、後付けのベランダなど、新築時の納まり、新築後の付け足し工事にあることが少なくありません。特に、受け継いだ住宅ではどうしても避けられない構造もありますが、新築やリフォームの際には「意匠性」だけでなく、「メンテナンス性」や「雨仕舞いのしやすさ」にも気を配りたいところです。

また、屋根の勾配も非常に重要なポイントです。
最近人気の縦葺き屋根は1寸勾配でも施工可能とされていますが、個人的には2寸勾配以上をおすすめしています。5分~1寸勾配でも一見問題ないように見えますが、水上・水下のカシメ部分から雨が回り込むリスクが高まります。勾配が原因の雨漏りは、発見・修理ともに非常に困難になるケースが多いため、計画段階から注意が必要です。こういった雨漏りの問題は設計事務所や工務店より地元老舗板金店に相談された方が話がスムーズに進む場合が多いですよ。

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