雨漏りの原因 盲点

先日雨漏り修理の依頼がありましたので伺って見た所、1階の襖枠材のまぐさから結構な量の雨水の侵入がありました。当然1階の屋根2階の壁を中心に雨漏り調査をしますがイマイチ手応えを感じられる場所がありません。
 
一度退散し、撮ってきた写真をPCの大画面でじっくり眺めて考えを巡らせます。
閃きました。年代的に銅板である可能性が高く、その場合穴の空く時期でもあります。2階の屋根の谷が原因ではないかと・・・
 
予想は的中、銅板の谷に穴が空いていて、そこから雨水が侵入。2階の部屋には漏れずに壁の間を通って1階のまぐさから水滴として排出されていたのです。
 
 
落ち着いて1時間写真を見続けましょう
イマイチ原因が特定できない時は一度落ち着いてじっくりと写真を色んな角度から見ると現場では気がつけないことが見えてきたりします。
 
こういったパターンはもし気が付けない場合、何処をいじっても直る可能性は0です。雨漏りに関係ない場所を延々とお金をかけて直すことになります。恐ろしいですよね。
 
 
お客様も一緒に考えましょう
  • 雨漏りの頻度
  • 雨漏りが始まった時期
  • 雨の降りはじめから漏れるまでの時間
  • 雨が止んでから雨漏りが止まるまでの時間
  • 雨漏り時の風の強さと方角
  • 雨漏り場所の動画撮影
この辺をしっかりご用意頂けると原因を特定しやすいです。お客様側も出来る限り多くの情報を施工業者に提供することが大事です。
 
その大切な家はあなたの物なのですから
 
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