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ステンレス張りを美しく簡単にするたった1つの方法

 
 
板金店の仕事で台所のステンレス張りの仕事が有ります。昔はステンレスを張るのが常識でしたが、システムキッチンの到来で今は殆どキッチンパネルを張ります。それでも時々あるステン張り工事。若い板金職人の方は余り経験がない方が多いのではないかと思います。簡単そうに見えて意外と難しいステンレス平板からの加工と施工。私もそこまで経験豊富と言う訳ではありませんが薄板(0.35mm程度)でのコツを一つ。それは入隅20mm×20mm程度の役物を先に入れる事です。何だそれだけかと思うと思うかもしれませんが、役物を先に入れる事で誤差を逃がす場所が出来るので採寸、施工が劇的に楽になります。
写真の様に2箇所も入隅があり直角ではない場合、普通に張る事は至難の業となります。上下2枚に分ければ簡単ですが、それは美観上したくありません。役物を入れない場合はステン板本体を入隅状に曲げますが相手が直角ではない場合、こっちを合わせるとあっが・・・状態に陥り何時になってもうまく納めることが出来ません。現実的に考えてほぼ不可能です。型紙を作れば出来ますが労力が跳ね上がります。それ以外では切りっぱなしのシール納めですが、これも採寸がシビアになる上に最後はシールで納めることになるので、労力と見た目のバランスが良いとは言えません。
写真は役物を先に入れて1枚物で仕上げていますが入隅に違和感は無いと思います。実際には上と下で3mm程斜めになってたりするのですが超接近しない限り気になりません。こうして全ての誤差を入隅で散らす事により、他の重要な部分を綺麗に合わせる事が出来るのです。手作業という物は必ず誤差が出ます。その誤差をどう処理するかで全体の美しさが変わってきます。

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